渋谷区青少年吹奏楽団は昭和58年5月に渋谷区民の吹奏楽団として設立されました。区内に在学、在住する小学5年生から高校３年生までの団員が在籍しています。この楽団のメンバーは、日常はいろいろな活動に参加しながらこの吹奏楽団に所属しています。今年はサッカー、科学、日本舞踊、軽音楽部などの人たちがいます。この多様な経験と年齢差が8年という集まりが、学校の部活動にない魅力になっています。一年間に8回ほどある演奏会では、団長、副団長を中心にこれらの持ち味を様々な場面で発揮するようにしています。まさに『違いを力に変える楽団』です。私たちはこれまで成人式など渋谷区主催の色々な行事に参加させて頂きました。この活動が演奏技能のレベルアップだけでなく、人として生きていく上で大切な勉強もさせていただいていると思っています。

ここ数年私たちの楽団は『くみんの広場』最後の演奏をさせて頂いてきました。数年前には鳩森小の皆さんと「よさこいソーラン」の踊りで、新しい区民の歌『夢見る渋谷』はテノール歌手の星野さんに歌って頂きました。昨年はこのフェスティバルの実行委員長の井上順さんがダンスと歌で参加してくださり会場を盛り上げてくださいました。みんなとても素晴らしい思い出です。

今年は、新型コロナウイルスの影響で、区民の皆様に生の演奏を聴いて頂くことが出来なくなってしまいました。しかし、このくみんの広場フェスティバルが形は違っても続けることが出来たのは主催者の皆様のおかげとうれしく思っています。来年は是非ステージの上から元気な演奏をお届けできますように！